検閲と個人情報保護について語るクールな俺

こういう日記がある。
http://plaza.rakuten.co.jp/harukisskiss/diary/200508300000/

　もう内容が消えてしまった（エントリは残っている）ので、内容を書くと、

　mixiにおいて、とあるゲイの友人が、ゲイ・パレードの模様の写真をアルバムにアップしたら、mixiの管理に不適当であるとアルバムごと削除された、というもの。
　また、別の友人が、mixiのメッセージのログについても、不適当であると管理からメールが来てログを全て削除された、と言う内容だ。

　前者は保守派で頭の固いmixiの運営がやりそうな事で笑ってしまう。ｗｅｂの世界は元々リベラルなものだと思っていたのだが…、ことmixi内に関しては度が外れて不自由な保守世界だ。まぁ確かに一時期ゲイを自称される人々が、ゲイオンリーコミュを乱立させていた時期があり、「ゲイだから何やってもいいってわけじゃないのだが…」と思っていた事はあるが。それはノンケの廚だって同じ事だし、たまたまそれが目立っただけなのである。しかし有料のサービス加入者の、ゲイパレードという公共の催しの写真を検閲・削除するのはいかがな物かと思う。おそらく「苦情」がきたためだと思うのだが、mixiの運営は苦情メールに著しく弱いようだ。大体他人のアルバムなど別に観なくてもいいものを観てしまった人間が不快になろうがどうでもいいだろう。それは観た人間の自己責任だ。mixiは観る側の権利は守るが見せる側の権利はまるで軽視する。ガイドラインも明示せず苦情が出たら消す、これではいかんのだが。

　しかし後半は…プライバシーの侵害と言うかメチャクチャだ。メッセージは他人には観ることの出来ないウェブメールのような物だから、信書の秘密を侵害しているのと同じ事だ。ロボットでやっているのだとしても、戦時中の検閲と替わりがない。あきれて物が言えない。このようなことが（miklyに登場する間抜けな運営により）日常執り行われているので有れば、もう迂闊なメッセージの使用は出来ない。いや、mixiの退会も視野に入れて行動しなくてはならないだろう。

　実際mixiの運営はこの事により民事の裁判をおこされる可能性だってあるだろう。もしもこの日記が本当だとしたら、だが。

　卍追記卍

　早速イーマーキュリーが反応した。そりゃそうだ。
　前半は大体予想したとおり。日記やアイコンに対するチクリに反応した運営が、メッセージを送ったと言うことだ。まぁこれに付いては予想の範囲内。つまり、似たようなことはやっていると言うことだ。

　後半は、メッセージメンテナンスの際のデータ復活のディレイに寄るものだというが…。

　まぁどっちにしろ苦情に弱い事には変わりない。削除に関しては「不快」などというあやふやなものではなく、明確なガイドラインを設置し、ユーザーの公表すべき権利も保護すべきではないだろうか。俺はお前らのそのくさい物には蓋的な管理が不快だよ！
　
　卍追々記卍

　リンク先の日記に次のエントリが出来たようだが、どうにも伝聞のみで信憑性に欠ける。また、「ゲイ差別」として抗議しようとしているが、これは表現の自由の問題であり、ゲイ差別などと言う枠に囲んでしまっては問題が卑小化される恐れがある。ここれへんも首を捻るところである。
　感情的なやった・やらないの言い合いにならなければいいのだが。

　卍追々々記卍
　今時点、どちらのエントリも内容が削除されている。
　どちらのエントリもコメントはそのまま残っているが、やはり皆伝聞の信憑性が気になったらしい。
　ミクシイの検閲については、何度かそう言う目に（友人が）遭っているのを観ているので、（どれも善良な一般市民による通告からの削除依頼＞削除強行） mixiの管理がエクストリームな表現を嫌う傾向になるのはわかっている。しかし、クローズドかつ、１８歳以上と年齢制限を置いてる上での表現をこうも規制するのはどうかと思うのだが。大体、mixiの有象無象（調べもしないでクソみたいなコミュニティを乱立し、その上内容については知りもしない。また、ロボットで足跡をつけまくる足跡スパム野郎。挙げれば切りがない。）の大半を俺は不快に思っているのだが、俺が通告したらそいつらを排除してくれるのだろうか。

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