バイオニクルに思う [安かったから買っちゃいましたよ]
バイオニクル新シリーズ、「イニカ」のトーア・ヌパルを組み立てて、完成品をしげしげと眺め、バイオニクルも進化したなぁと思った。
イニカをみているとまるでCGで描かれたものがそこにあるような錯覚を覚える。オリジナルのパーツも増え、より一層プロポーションは良くなった。トーア・メトロから妙に手足が長くなりすぎたバイオニクルだったが(本当はラクシからだけど)、6頭身になり安定性も上がっている。まるで人形アニメに使うフィギュアの様なプロポーションだ。サイズもそんな感じだろう。実際バイオニクルを用いて人形アニメを作るのは難しくないのではないか。誰かやらない?
しかし、特殊パーツの導入によるプロポーションの向上は、「見立て」の美を薄れさせ、レゴにとって大切な「想像力」を失わせる危険性を含んでいる。杞憂かも知れないが、忘れてはならないことだ。レゴにとって一番大切なのは想像力なのだから。
そしてイニカに於いて最も驚いたことは、バイオニクル伝統の、「カノイ」という概念が無くなったことだ。バイオニクル初期から、トーアは仮面の戦士であり仮面によって力を得るのだ。だからカノイの下には顔がそんざいしていた(パーツだけど)のだが。今回のイニカは仮面の下に顔がないのだ。軟質ゴムの仮面の下にはのっぺらぼうのパーツがあるだけだ。これは少し残念だ。イニカよりも先に発売された敵のピラカには顔があるのに。
で、サモラボールギミックはあんまり面白くないね。
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