No.2764 不思議の国のアリス・イン・パリ [DVD]
久しぶりにDVDを定価で買うなどしましたが、WHDジャパンのDVDなのでそれほどでもない。
1966年のレンブラントフィルムの作品。監督はジーン・ダイチ。
レンブラントフィルムは、1950年代末に興ったアメリカンカートゥンの衰退と、海外への作画のアウトソーシングの波に乗り、チェコのスタジオでの安価な作画で60年代のアメリカン・カートゥーンに爪痕を残したスタジオである。また東ヨーロッパのアニメーションの配給も行っており、チェコやブルガリア、ザグレブなどの良質なアニメーションをアメリカに紹介した功績でも知られている。
「不思議の国のアリス・イン・パリ」はそんなレンブラントフィルムのおそらく唯一の長編。
長編といっても51分と短いし、中身は短編の寄せ集めなのだが、お家芸である短編をヨーロッパ(主にフランスだが)のイメージでまとめ、しゃれた作品に仕上げている。
もちろんこのDVDリリースは、バートン版「アリス・イン・ワンダーランド」のヒットにあてこんでいる(に決まっている)のだが、出ればいいの、出れば。
大まかなストーリーは、アメリカに住む少女アリスちゃんがマドレーヌの絵本を読みながら「パリってステキなところね、一度行ってみたいわ」とつぶやくと、壁の穴からフランスのねずみフランシス(フランソワ)が現れ、チーズのモニターのお礼にアリスちゃんを特殊なキノコ入りチーズで小さくし、穴からフランスへと連れて行く、というもの。
アリスのフランスでの冒険の挿話として、5つの短編:
「アナトール Anatole」
「マドレーヌ Madeline」
「The Frowning Prince」
「Many Moons」
「マドレーヌとジプシー Madeline and the Gypsies」
「マドレーヌといたずらっこ The Bad Hat」
が紹介される。
マドレーヌシリーズの出来は、UPA版(1952)には劣るもののそれなりにいい出来。
傑作短編のアナトールは、4:3からワイドにブローアップされていてその分損をしているか。
「The Frowning Prince」は仏頂面の王子様の話。コントの小品。悪くない。
「Many Moons」は病気のお姫様が、お月様が欲しい!という話。未見の作品の中ではこれが1番好きかな~。
で、肝心のリンクアニメーションつまりアリスちゃんの部分はクオリティは決して高くないけども味があっていいアニメーションでした。観る絵本だね。
字幕も吹き替えも収録してこの値段ならいいんじゃないかとは思うけど、今の子供は見向きもしないんだろうなぁ。こういうの。 俺は★★★★☆。
・各短編はそれぞれ独立した短編として公開されたようだが、マドレーヌといたずらっこは非公開だったのか?情報無し。
・配給のChildhood Productionは60年代アメリカで50~60年代にヨーロッパで作られたメルヒェン映画を輸入、吹き返して子供向けマチネー映画として公開していた会社。
1966年のレンブラントフィルムの作品。監督はジーン・ダイチ。
レンブラントフィルムは、1950年代末に興ったアメリカンカートゥンの衰退と、海外への作画のアウトソーシングの波に乗り、チェコのスタジオでの安価な作画で60年代のアメリカン・カートゥーンに爪痕を残したスタジオである。また東ヨーロッパのアニメーションの配給も行っており、チェコやブルガリア、ザグレブなどの良質なアニメーションをアメリカに紹介した功績でも知られている。
「不思議の国のアリス・イン・パリ」はそんなレンブラントフィルムのおそらく唯一の長編。
長編といっても51分と短いし、中身は短編の寄せ集めなのだが、お家芸である短編をヨーロッパ(主にフランスだが)のイメージでまとめ、しゃれた作品に仕上げている。
もちろんこのDVDリリースは、バートン版「アリス・イン・ワンダーランド」のヒットにあてこんでいる(に決まっている)のだが、出ればいいの、出れば。
大まかなストーリーは、アメリカに住む少女アリスちゃんがマドレーヌの絵本を読みながら「パリってステキなところね、一度行ってみたいわ」とつぶやくと、壁の穴からフランスのねずみフランシス(フランソワ)が現れ、チーズのモニターのお礼にアリスちゃんを特殊なキノコ入りチーズで小さくし、穴からフランスへと連れて行く、というもの。
アリスのフランスでの冒険の挿話として、5つの短編:
「アナトール Anatole」
「マドレーヌ Madeline」
「The Frowning Prince」
「Many Moons」
「マドレーヌとジプシー Madeline and the Gypsies」
「マドレーヌといたずらっこ The Bad Hat」
が紹介される。
マドレーヌシリーズの出来は、UPA版(1952)には劣るもののそれなりにいい出来。
傑作短編のアナトールは、4:3からワイドにブローアップされていてその分損をしているか。
「The Frowning Prince」は仏頂面の王子様の話。コントの小品。悪くない。
「Many Moons」は病気のお姫様が、お月様が欲しい!という話。未見の作品の中ではこれが1番好きかな~。
で、肝心のリンクアニメーションつまりアリスちゃんの部分はクオリティは決して高くないけども味があっていいアニメーションでした。観る絵本だね。
字幕も吹き替えも収録してこの値段ならいいんじゃないかとは思うけど、今の子供は見向きもしないんだろうなぁ。こういうの。 俺は★★★★☆。
・各短編はそれぞれ独立した短編として公開されたようだが、マドレーヌといたずらっこは非公開だったのか?情報無し。
・配給のChildhood Productionは60年代アメリカで50~60年代にヨーロッパで作られたメルヒェン映画を輸入、吹き返して子供向けマチネー映画として公開していた会社。
有り難う御座います!
初めましてWHDジャパンの阿見松ノ介です。
これは、僕が日本版のプロデュースをして、初の吹替監督まで務めました。
(約半年もかかりました)
しかし、宣伝力の費用が少ないせいか、ラフなイラストが癇にさわるのか、イマイチ売れてません。
当時のアニメとしては珍しい被写界深度撮影法の使用等、
ファンにも研究の余地があると思うんですが、
今風の絵に慣れた方にはまったく見向きもされてないようです。
(一部の雑誌のみ取り上げてもらってます)
でも、僕しては、かなり気に入っており、
観て頂いた方にはご理解頂けると信じて、発売して参りました。
(そして、いつか口コミで大ブレイクという甘い夢を見てます)
ですので、こうやって星4つも頂き、嬉しい限りです。
僕の明日への活力に致します。
by 阿見松ノ介 (2010-10-18 03:50)
阿見松ノ介さんこんにちは。
これが出るとは驚きました。
アメリカでもDVDでてませんしね。
どんどんこういうアニメを出していきましょう。期待してます。
あ、企業タイトルの所の音が切れてるのが少し残念です。ま、僅かな疵なんですけど。
by ふこをさん (2010-10-27 13:16)
初めまして。
アニメ版『マドレーヌ』の情報wiki管理人をやってまして
いろいろと調べてたどりつきました。
マドレーヌのアニメってテレビ版やUPA版のほかにもまだあったんですね。
今時の萌えだのなんだのの流行者ばかりに踊らされている業界。
古いか新しいかは関係なく、本当に素晴らしい作品が
求める人々の間に広がって欲しいと願わずにはいられませんね。
まだ未見ですが、機会を見つけて視聴してみたいと思います。
話し変わって、僭越ながらお願いがあるのですが、
上述のwikiサイトでこの作品に関して記述しまして、
上のポスターの画像をお借りしたいのですが、よろしいでしょうか?
by 夢語部 (2012-02-17 12:38)
みてなかったので遅れましたが、おスキにどうぞ。
by ふこをさん (2012-09-05 00:01)
8歳の娘と見ました。彼女はとても気にいって何度もおもしろかったと言っていました。今どきの派手な映画にはない、絵本を読むような穏やかな世界観がとてもすてきでした、観せて良かったです。
by fujk (2013-01-09 13:05)
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