最近読んだまんが [書籍]
ベチ先生のアサ芸の別冊かなんかに連載されていたコミック。リストラ寸前のさえないサラリーマン芳一彦次郎が、覆面をつけた完全匿名の市民ポリスとなり、麻酔銃を武器に街の平和を守るというダークヒーローコミック。
…と思ってたら、ベチ先生の暗黒面が吹き出たトホホな珍作だった。
芳一をはじめ、選ばれた市民ポリスは気が弱く、小市民で、ヒーロー性は0。 ストーリーのお膳立てとして、主人公に美人の愛人ができるが、もうそれが重荷なくらいに気が弱い上にカネもない。かといってでかい悪事もできない。と話が全く転がらない。
もうね、読んでいてカタルシス0なのよ。ヒーロー性は無いし、悪事に向かうかと思えばそうでもない。ただただ愛人とセックスをして、ズーンと落ち込むの繰り返し。そのうち2号だけでなく3号ができたりモームチャクチャ。
同じダメ人間で、麻酔銃を使った昏睡強盗で小銭を稼ぐ市民ポリス64号と、凄腕の女市民ポリス68号と共に、億単位の現金を強奪に出向く最中、芳一はプレッシャーでパニックに陥り、「自分が自分でなくなるようだーっ」叫んでとその場から逃走。そこで話が終わるんだけど、打ち切りなんでしょーな。
基本読む必要のないマンガだけど、山形先生が一瞬登場するので、大市民ファンは一応チェックしておきましょう。
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