「新世紀読書大全」 [書籍]
特殊翻訳家、柳下毅一郎の20年分の書評集。
発売前から、重い!厚い!とは聞いていたのだが、現物を見て思いだしたのは、今は無き東京三世社のMYコミックス、竜巻竜次の作品集(「福の神襲来ザ・タックスマン」だったか?)のあとがき漫画での竜巻お友人森脇真末味の本についてのひとこと、「片手で読むには重すぎる 枕にするには固すぎる」だった。
MYコミックスの厚さと重さは、少部数しか売れる見込みのないマイナーなコミックスの単価を上げるために豪華本仕立てにしたためであるが、この本は違う。なにしろ巻末の奥付には653pと書いてある。てことはこの白紙と黒紙が~と勘定していくと657pはある。原稿がたまってるにしろよくこんな本を作ったな!紙を選んでいるので、内容に比較すれば軽いし薄いのだが、校正中にこの本のゲラを持ち歩いていた編集の田野辺氏が腰を痛めたという逸話は伊達ではない。
しかもこの本はソフトカバーだから、枕に出来るのだ。すごいじゃないか!
内容に関しては、読んで感銘を受けるということは多分無い(これはこの本だからじゃなくて誰のどの本に対してもそうだと思う。もう、固まってるんだよ。俺は。)し、ブックガイドとしても(俺は)使えないと思うのだが、あと10年若ければ、この本を参考に本屋に注文したり、古本屋を巡ったり、図書館で取り寄せたりする生活も楽しいだろう、と思った。いいブックガイドとはそういうものです。若い人はこの本を参考にして、読書人生をねじ曲げればイイでしょう。
俺は、「あははこんな事書いてらぁ」とかニヤニヤしながら読みますよ。
発売前から、重い!厚い!とは聞いていたのだが、現物を見て思いだしたのは、今は無き東京三世社のMYコミックス、竜巻竜次の作品集(「福の神襲来ザ・タックスマン」だったか?)のあとがき漫画での竜巻お友人森脇真末味の本についてのひとこと、「片手で読むには重すぎる 枕にするには固すぎる」だった。
MYコミックスの厚さと重さは、少部数しか売れる見込みのないマイナーなコミックスの単価を上げるために豪華本仕立てにしたためであるが、この本は違う。なにしろ巻末の奥付には653pと書いてある。てことはこの白紙と黒紙が~と勘定していくと657pはある。原稿がたまってるにしろよくこんな本を作ったな!紙を選んでいるので、内容に比較すれば軽いし薄いのだが、校正中にこの本のゲラを持ち歩いていた編集の田野辺氏が腰を痛めたという逸話は伊達ではない。
しかもこの本はソフトカバーだから、枕に出来るのだ。すごいじゃないか!
内容に関しては、読んで感銘を受けるということは多分無い(これはこの本だからじゃなくて誰のどの本に対してもそうだと思う。もう、固まってるんだよ。俺は。)し、ブックガイドとしても(俺は)使えないと思うのだが、あと10年若ければ、この本を参考に本屋に注文したり、古本屋を巡ったり、図書館で取り寄せたりする生活も楽しいだろう、と思った。いいブックガイドとはそういうものです。若い人はこの本を参考にして、読書人生をねじ曲げればイイでしょう。
俺は、「あははこんな事書いてらぁ」とかニヤニヤしながら読みますよ。
しかし項目によっては読ませるなぁ。
つまづくところもあるけど。
僕の小石はFLWでした。
by ふこをさん (2012-10-14 08:23)