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No.1822 Cult Camp Classics Volume 4: Historical Epics [DVD]

Cult Camp Classicsの4巻目は歴史物、所謂史劇を3本収録。
 史劇というくくりはあるが、なかなかバラエティに富んだセレクションとなっている。


『ピラミッド Land of the Phataohs』
 古代エジプトを舞台に、クフ王のピラミッド建設物語を描くハワード・ホークス製作・監督の超大作史劇。
 大量のエキストラ、巨大セットと、他のCult Classics収録作品とあきらかに違う金がかかった映像。明らかにA級なんだけど、経年劣化でB級に滑り落ちてきたって感じか。生来の貧乏性な俺はいまいち乗れず、鼻くそをほじりながらダラダラと観ることに。(そういう人間だから仕方ない)
 しかしピラミッド建設のダイナミックな描写や、ピラミッド閉鎖のメカニックの説明などオッと思うところも多く、いよいよピラミッドが閉じられるラストには大興奮。
 あと、この映画のフッテージを使ってミイラ映画をつくってくれるとすごくうれしいのになぁ。(発言に貧乏性がにじみあふれてる)
 クフ王の妻で野心にあふれた女ネリア(ファ?)にジョーン・コリンズ、すごくゴージャス。★★★★


『プロディガル The Prodigal』
 リチャード・ソープ監督の史劇。アメリカ作品ながら、イタリアのソード&サンダル映画テイストの娯楽作。
 ヘブライ族の若者が、邪教の女官(ラナ・ターナー!)に恋し、奴隷に堕とされるが、反乱を起こして邪教を壊滅。父の元に帰還するという話。
「プロディガル」って「放蕩」だからこれが「放蕩息子の帰還」なの?
 「放蕩息子の帰還」って放蕩息子を父が優しく迎えたら放蕩しなかった兄弟が文句言ったって話じゃなかったっけ?と言う事を聖書と悪魔に詳しい人に聞いたら、それでいいらしい。まぁ聖書ベースの創作って訳ですね。
 ソード&サンダル風味ということで、鞭打ちの拷問などあったりするので田亀先生も一応観るといいですよ。★★★


『ロード島の要塞 The Colossus of Rhodes』
 セルジオ・レオーネの監督デビュー作。オリジナルは当然イタリア映画で、本DVDはMGM配給のアメリカ版。
 エーゲ海の島ロードス島を舞台とした歴史大作。
 基本的にはソード&サンダルなんだけど、どちらかと言えば戦争物で迫力があるし、なんといっても特撮がスゴイ。おなじみの巨像はもちろんのこと台風や地震で崩壊するロード島のシーンには大興奮。★★★★
 (責めとかそういうのは田亀先生に任せます。ちゃんと観ておられるし。


Warner Home Video

 で、残りのVol.3なんだけど、まだ買ってない。Vol.3は航空パニックとかそういうのだったので後回しにしたの。でも、買うよ、今度。


タグ:史劇
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コメント 2

田亀源五郎

ふふふ、しっかり単品で購入済みでゴザイマスよ、>The Prodigal
目当ての鞭打ちは、意外と短いのが残念でしたが、
ラナ・ターナーのファッションショーとか、スパンコール衣装の
生け贄男とか、オカマ心をくすぐる見所はありました(笑
by 田亀源五郎 (2007-09-26 23:46) 

ふこをさん

>田亀先生
うはっ、さすがだ!
by ふこをさん (2007-09-27 00:13) 

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