大藤信郎のDVDがでる [アニメーション]
紀ノ国屋と言う事なので、おそらく上映権付きDVDの中から、大藤作品をセレクトした作品集だろう。
発売以降に馬具田城のフィルムがみつかっているので、そっちに替わっているといいんだがそういうわけにはいかんだろうなぁ。
僕の中で大藤がどんな人かというと、切紙・セル・影絵・セロファンとアニメーションにこだわり続けた人。
晩年そのこだわりが、アニメーションに限定されたために失敗した人、とも言えます。
あまりに孤高かつ聖的でありすぎたため、俗を受け入れる時のさじ加減を常に失敗する人でもあります。
『くじら』とか『難破船』とか、いっそサイレント版を作れば良かったと思う。当時のことを考えれば不可能事なんだけど。
おすすめは神社本庁に依頼されて作った3部作の神話アニメですが、残念ながらこのDVDには収録されていません。
楽しいのは切り絵時代の作品『黒ニャゴ』か。
2010-04-14 11:24
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