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『スピードレーサー』 [アニメーション]

 アメ公のガキは、ミニカーで遊ぶ場合、わざわざクラッシュするコースを用意してミニカーどうしをガッツンガッツンぶつけて遊んでいるという。昔持っていたマッチボックスのコースは360°ループくらいだったが、今の発売されているホットウィールのコースは、途中X字にクロスするコースや、射出すると 360°走り回るコースなど、どれも大味で派手なものばかりだ。

 そしてそんなミニカーのブランド、ホットウィールが関連商品をを発売している『スピードレーサー』も、派手でサイケなコースをカッコイイ車が派手にクラッシュしながら爆走するカッコイイレース映画だった。

 しかし、普通のレース映画ではない。

 エンジン車の特性を完全に無視した理解不能でデタラメな動き、派手なクラッシュを続けても、止まらない限り走り続ける車達、これは徹頭徹尾ミニカーレースの映画なのだ。

 馬鹿野郎、お前等ウォシャウスキー兄弟じゃなくてハンソン兄弟だろ!ポール・ニューマンもあきれるぞ!(レーサーだし)
 
 150分間ミニカーで遊んでいても、好きなら飽きないだろうが、それを見せられる観客はたまらんわ…。

 というわけでレース映画のスリルと緊張を期待すると1000%ガッカリする映画だと思う。いや、した。

 しかし、面白実写漫画映画としてはそれなりに楽しめてしまった。
 サブが汚いのを除けば、三船一家はほぼ満点。覆面レーサーも及第だし六郷警部が出てくるのも嬉しい。

 しかし、ライバルが全くさえない。キャラが立ってるのは社長とギャングだけで、レーサー自体の見せ場ほとんど無い。アクロバット族とか忍者カーとかオリジナルのライバルをもっと出した方がよかったんじゃないかなぁ。スネークオイルとか出てきてるけどあれ、アクロバット族なのかなぁ?(族長の名前がスネーク)しょうがないんで見てる間、あの韓国人の事を元三だと思ってみていた。元三程度の小悪党だったし。妹も化粧が濃すぎてどうにも。ホントに女撮るの下手な、ウォシャウスキー兄は。

 それとセリフもなく単にいるだけのデューク真田も悲しかったなぁ。妙にキャラ立ててるのに全くいかされてないグランプリのレーサー連中も本当に気の毒だ。
 そんな中「ビッケ」みてるのnでバイキングチームはちょっとツボだった。毛皮~。

 ストーリーは、子供の頃の話とか全部取っ払ったらもうちょっとマシになったのでは。せめて二時間なら、途中トイレに困ることもなかったろうし…。
 あと、予告でやってた『市』って原作は子母澤寛じゃなくて、棚下照生なんじゃないの?
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